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基本情報
- 分類:スズキ目キス科
- 体長:15〜25cm前後(最大で30cm超も)
- 寿命:およそ4~5年とされるが10年以上生きる個体もいるという。
- 別名:「砂浜の女王」と呼ばれる、美しい白銀色の魚
細長い体と透明感のある体色が特徴で、砂浜や遠浅の海の象徴的な魚です。釣り人にとっては身近でありながら奥が深いターゲットです。
生息場所と分布
- 日本各地の 砂地や砂泥底 に広く分布。
- 特に 水深5〜30mの浅場 を好む。
- 基本的には群れで生活をする。
季節や時間帯で居場所が変わるため、釣果にも影響します。
食性
- 多毛類(ゴカイ類)
- 小型甲殻類(エビなど)
砂の中に潜むエサを探すため、口は下向きに付き、海底をついばむようにして捕食します。
キス釣りに最も使われているエサはイシゴカイ(ジャリメ)です。
季節ごとの動き
春(4〜5月):浅場に接岸し、群れを作る。産卵期が近づく。
初夏〜夏(6〜8月):産卵期。特に波打ち際に多く集まり、投げ釣りのベストシーズン。
秋(9〜11月):徐々に深場へ移動。型が良くなり、数釣りと大物狙いが両立できる時期。
冬(12〜3月):水温が下がると沖の深場(30m以上)に移動し、釣果は落ちる
習性のポイント
①群れで行動するため、1匹釣れたら 同じ場所で連続ヒット が期待できる。
②活性が高い時はエサを追って移動するが、基本は「底に沿って」エサを探している。
③着水音に敏感で、驚くと一瞬で姿を消す。
まとめ
キスは一年を通じて楽しめるターゲットですが、夏の産卵期が最盛期。
「砂浜の女王」と呼ばれるだけあり、透明感ある体と小さな体に見合わない強烈なアタリが魅力です。
生態を知ることで、エサ選びや仕掛けの操作にも工夫ができ、釣果アップにつながります。
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