シロギス徹底解説!生態・習性・釣りで狙うための基礎知識


🐟 シロギスとはどんな魚?

シロギス(白鱚)はスズキ目キス科に属する底生魚で、全長10〜20cm程度、最大で30cm近くまで成長します。

シロギスは「海の女王」と呼ばれ、中でも30cm近い大型の個体は「ヒジタタキ」と呼ばれ10cm前後の小さなシロギスは「ピンギス」とも呼ばれたりしています


🌊 シロギスの生態と習性

生活圏と好む環境
シロギスは主に水深0〜30m程度の砂底域を好みます。底質は砂底を好み、ゴカイ類、アミエビなどの小型底生動物を主食とします。捕食の際は鋭い嗅覚と視覚を使い、砂中に潜む獲物を見つけます。

水温と行動の関係
最適水温は18〜24℃。この範囲では活発にエサを追います。水温が低下する秋冬は深場へ移動し、底層にとどまって代謝を落とし越冬します。逆に高水温(25℃以上)の真夏には、水深のある沖合や潮通しの良い場所を好む傾向があります。

産卵行動の詳細
産卵期は初夏(6月頃)から夏(9月頃)。雌雄は沿岸浅場に集まり、砂底に卵を産み付けます。ふ化した稚魚はプランクトンを主食に成長し、秋頃には小型の個体が浅場で群れを作り始めます。

日周・潮汐リズム
シロギスは夜間は砂中に潜り休息し、昼間に活発に摂餌します。また潮汐による潮流の強弱が捕食行動に影響し、上げ潮・下げ潮の動きが出たタイミングで活性が上がりやすいです。


🎣 生態を活かした釣り方のコツ

ポイント選び:海底地形の分析
・カケアガリ(水深の急変地点)
・カケアガリに沿ったヨレ(潮のぶつかる場所)
・ゴカイ類が多い場所(過去の釣果や砂質情報を参考に)

釣り方
・底から20cm以内を集中的に探る(群れのタナは底ベタが基本)
・誘いはズル引き+ステイ。速い誘いは小型が反応しやすい。

群れ探しの戦略
・水深の変化、潮目、底質の変化を探るため、投点を変え続ける
・オモリの着水音で群れは散ったりするので反応がなければ歩いて場所を少し変えてみる
・大型狙いは群れの外周や少し沖側を意識

時合の見極めポイント
・潮流の動き出し(上げ始め・下げ始め)
・キスは昼行性なので朝まずめは特にチャンス


🏆 釣り後の処理と持ち帰り方

・氷締め:氷締め後、排水して冷やすのがベスト
・クーラーは氷と魚を直接触れさせない締めた魚はジップロックなどで保管
・帰宅後は早めに下処理(ウロコ、頭、内臓を取る)して、鮮度を保つ


まとめ:生態を知ることで釣果を最大化!

シロギスは環境に非常に敏感な魚です。だからこそ、生態・行動パターン・習性を理解して釣りに活かすことで、効率的に釣果を伸ばすことができます。


🛠 筆者の使っているタックルと仕掛け

参考までに筆者の使用タックル:

  • ロッド:シーバスロッド 8.6ft ML(ルアーウェイト7〜35g)
  • リール:ナスキー2500S
  • ライン:PE1号 + フロロ5号リーダー
  • 仕掛け:誘導式天秤10号、
  • 砂ズリ80cm、シロギスファイン6号(2〜3本針)
  • エサ:イシゴカイ
  • クーラー:軽量小型クーラーで氷締め

コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA